１か月前から起床時、腰に痛みを感じ日に日に痛みが増していった。特に前かがみと後ろに反る動作に激痛が生じる。まっすぐ歩こうとするとバランスがとりずらく感じ足を前に出しにくい感覚がある。１日に数回痺れがお尻から足にかけて出ることがある。

当院に来院する１か月前に整形外科にて受診したら『椎間板ヘルニアです』と診断された。塗り薬、湿布、痛み止めなどを処方され２,３日様子を見たが明らかに悪化し始めたため友人に相談したら当院を紹介されたとのこと。

手術についての話もあったが年齢的な事もありなるべくほかの方法での改善を希望していて長年ゴルフをしているのでプレーできる体に戻りたいのを強く希望していた。

 

来院当初の症状は…

・まっすぐ歩くことが出来ずふらつきながらの歩行になってしまう

・椅子から立ち上がろうとすると腰に強い痛み

・横になっていると足が痺れる

・肩甲骨、骨盤に左右高さのズレがある

・数年前にも腰痛があったが様子を見ていたら改善した

・ゴルフの練習後はストレッチなどを行う習慣が今までなかった

・お尻からふくらはぎの筋肉は総じて硬さが強い

・ＳＬＲテスト(ヘルニアを確認するための検査法)は陰性であった。

初回の時点で分かったことは・・・

●１０年ほど前から何回かぎっくり腰をしている。

●家庭で旦那さんの介護をしている、空き時間など合間を縫ってゴルフをしている。介護中は腰の痛みを多少感じていた。

●体の使い方から骨格のズレが生じている。

●足の筋肉、肩周りの筋肉は総じて固いため改善する必要がある。(間接的に腰の痛み、足の動きの悪さに関係している可能性が高い。)

初回は特に他にも原因はないか細かくチェックしながら施術をすすめる。

肩甲骨の位置、骨盤の調整を軽く行う。次に動作のチェックを行うと椅子の立ち上がりの際の痛みが改善させる。

初回施術はここで終了。日常生活での注意点を説明し、セルフメンテナンスを指導する。

 

２回目(初回時から５日目)

施術後から２日目まで少し体がだるい感覚があった、痛みの戻りは無いがセルフメンテナンスが辛かったため少し簡単な種類に変更する。

施術時に前回は感じなかった痛みがあり不調部分がはっきりする。

 

 

３回目(初回時から１０日目)

痛みがなく歩ける状態になる。多少のふらつきはあるが不安なく歩ける。セルフメンテナンスの種類を増やす。

 

 

４回目(初回時から２０日目)

前回の施術時は前かがみ、後ろに反る動作などは痛みが出ていたが４回目の施術後は無くなる。セルフメンテナンスの見直しなどを行う。

 

５日目(初回時から３５日目)

家庭での介護は不安がなく、ゴルフも再開するがスイング時に少し腰の不安を感じる。

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７回目(初回時から６０日目)

ゴルフでショートコースを回ったが最後まで痛みは出なかった。

Ｋ・Ｋ様の場合、肩甲骨や骨盤の少しのズレを放置し家庭の介護やゴルフで知らず知らず体の使い方に偏りが出てしまい今回の症状が出てしまった可能性が高いです。

１０年前から腰痛を繰り返してしまっていたので今後そのような状態にならない為に予防ストレッチ、ゴルフ後のストレッチなど細かくタイミングや区分けし指導を行いました。

レントゲンや検査でヘルニアと診断されておりましたが原因を再度見つけなおし施術や私生活で気を付けて頂くだけで改善も見込めるという判断にいたりました。

もしなかなか改善せずにヘルニアでお悩みでしたら是非当院までご相談下さい。

 

参照元：厚生労働省、腰痛対策