肘の痛み(整形外科にてテニス肘と診断)・腰痛

半年前から家事や物を持ったりすると肘の痛みがあった。他にも腰痛、肩こりはあったがそこまで酷いという感覚はなく肘の痛みが強く整形外科に行って半年通院したが改善せず、友人に相談し、当院に来店するに至った。

来院当初の症状は…

・肘を伸ばしきる、しっかり曲げるなどの動作時に酷い肘の痛み

・立ち上がる時に少し腰に痛みを感じる

・手首はしっかり動くが肩を動かすと肘と腰に違和感を感じる

 

上記の症状が特に目立ち日常生活に支障が出るほどであった。昼間はPⅭ作業などをこなし夕方から家事などで忙しくしている状況であった。

・骨盤に傾きがあり腰の前屈、後屈が困難

・肩周りのストレッチをしてもらうと肩、肘に痛みが強く出る

・当院での検査時、テニス肘の検査としてThomsenテスト、Chairテストなどを行うが共に陰性であった。

・右骨盤が下がっており検査で一時的に持ち上げると肘の曲げ伸ばしが改善した。

肘の痛みの根本的な原因は肘にあるのではなく右骨盤(右腰)が下がり肩甲骨の動きの悪さが関係している可能性がある。

初回は特に他にも原因はないか細かくチェックしながら施術をすすめる。

まずもう一度確認すべく手首から肘、腕の筋膜をリリースをしても肘の動きなど痛みは全く改善せず。

主訴の肘付近に原因がないことを確認し骨盤周囲の施術を行いもう一度肘の動きをチェックすると痛みが１０から５ぐらいまで減少した。

極力、家事はご家族に協力してもらい普通に生活するよう指示する。

初回施術はここで終了。

 

２回目(初回時から４日目)

家事は極力避けたが仕事のPⅭ作業時に肘と腰に痛みが出て座るのが少し辛かったとのこと。

施術は腰周囲、肩甲骨など施術。

 

３回目(初回時から１０日目)

肘の痛みは消えたとのこと。しかし朝、夜にふとした時に嫌な違和感を肘に感じる。腰の痛みが少し目立つ。

腰の痛みが目立ってきたのでもう一度検査をする。結果腹部など内臓器系も腰の痛みの可能性があると説明する。施術と食事など日常生活での注意点の説明。

 

４回目(初回時から１７日目)

肘、腰の痛みは日常生活に差し支えない状態になり安定もしている。

中腰になった際の不安、違和感はまだあるとのこと。

 

５日目(初回時から２５日目)

問題なく仕事、家事ともに熟すことが出来るようになったとのこと。セルフメンテナンスや注意点などを話をして戻らないようにする。

Ｒ・Ｓ様の場合、肘の痛みの原因が肘ではなく腰や肩甲骨から関係していたという事です。

腰は数年前から痛みを感じていたが気にする事もなく放置していた、また消化器系も生まれつき弱く忙しかったり、ストレスを感じると背中や腰に痛みを感じたことがあるとのことでした。

肘の痛みの原因が肘以外の場所に存在しているとは思っていなかったそうです。病院で肘の治療をしても改善せず困っていた所友人に紹介され当院にこられました。

 

こうしてＲ・Ｓ様に施術を行いましたがどこに行けば良くなるのか分からないという方が多くいらっしゃいます。整形外科、整骨院、接骨院、整体など選択肢は多いです。

まずは安心して任せられる所から試してみてくださいとお話されていました。

 

こういった記事が腰痛でお困りの方の助けになれば幸いです。

 

参照元：公益社団法人日本整形外科学会